肩こりの原因
1 からだが不自然な姿勢を学習してしまうので、肩こりが起こる
例えば、私たちが事務仕事や勉強などで、肩を少し上げた姿勢を、長時間続けていたとします。
すると身体がその姿勢を学習してしまい、つねに自然と力が入った状態になってしまいまい。いざ、力を抜こうと思ってもなかなか抜けなくなります。
こうなると、常に筋肉を使っていることになり、軽い筋トレをしている、なんともやりきれない状態になります。
その結果、疲労物質がたまり、筋肉が硬くなります。さらに硬くなることで血管が細くなり、ますます疲労物質が排出できなくなる・・・と悪循環が起こります。
そして脳への血流が不足すると頭痛やめまい、吐き気、いらいら、眼精疲労、集中力不足などの症状が起こるようになります。
これが肩こりの正体なのです。
2 体が必要以上に身構えてしまう事によって、肩こりが起こる
例えば、外敵や身体に対する刺激、あるいは精神的ストレスが襲いかかってきたとき、身体は反射的に緊張し、身構えた状態になります。
これは外敵から身を守るための本能です。
身構えると無意識に両肩を上げ、いつでも防御の態勢で、動ける状態を維持するようになります。
通常は危険が去れば、このような状態も解除されますが、 何らかの理由で防御の姿勢が続き、力をぬくことが出来なくなった状態が、肩こりです。
3 肩こりの施術法
硬くなった筋肉をむりやりもんで、力ずくでもみほぐそうとしますと、身体はますます危険を感じて、筋肉に緊張を命じ身を守ろうとします。
ですから強く叩いたり、強くもんだり、強く押したりすることは一時的にきもちが良くても、必ず逆効果になります。 また、強く叩いたり強くもんだりし過ぎると、毛細血管が破れ、内出血を起こし、いわゆる揉み返しになってしまいます。
当院でおこなっている完全無痛整体は、筋肉を動かしながら、優しく触ったり、撫でたり、ゆったり揺らしたりします。
このような優しい刺激により身体は安心し、力を抜くようにと脳が命令するようになり、肩こりは解消します。
施術後は、日常生活でのからだの使い方や良い状態をなるべく維持して頂くために、ご自身である程度調整できる簡単な体操を覚えて頂きます。
これをやるのとやらないのでは、回復の速度も大きく差が出てきます。
自分のからだは自分で守れるようになってください。